ネイチャーアクアリウム的生活

Mission DAMEDASHI  

THE INTERNATIONAL AQUATIC PLANTS LAYOUT CONTEST 2011


 「蓬萊にそよぐ」

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Ranking 86 / Total Score 2728

IAPLCになってからの成績では、4番目か5番目の成績でした。
18人の審査員の内、一番いい点数を付けてくれたのはロシアのセルゲイ・コチェトフ氏の181point。
一番低い点数は、中国の王氏の82point。


今回の作品は、三尊石組レイアウトを基本に、世界戦用に海外向けに正常発展させようと考えました。
ジオラマではなくて、あくまでもNA的石組レイアウトを発展させる事を目指しました。
水槽サイズがW120×H60×D45なので、ワイド感というよりも縦方向の広がりを活かす石組を試行錯誤した結果、石組の縦型構図という感じのものになりました。

使用素材は、八海石のとんがりバリエーション。
八海の中では異色な、ザラついた質感を持つものを集めてレイアウトしました。
(八海石的には安物になります)

<レイアウトポイント>
海外審査員の目を引く、派手目な石組。
どうしても印象が強くなりがちなので、それを弱める水草の選定と植栽。
縦長の流れの中にも横方向の水の流れを感じさせるような配石と魚の選定、撮影位置。

以上の事を目指しつつ作品として仕上げていったのですが、かなり微妙なバランスというか、本当にピンポイントのバランス感覚だけで成立している配石となってしまいました。
そんな事でかえって海外審査員には、難解だったかもしれません。
レイアウターの方々の中にも、これって駄作だなと思われる方も多々いらっしゃると思います。
とくに少しでも石組に興味のある方ならおかしい点がたくさんあるからです。

石組レイアウトの配石的には、3つのタブーを犯しています。
1つ目は、垂直配石。
2つ目は、親石を小区分に配石。(3:2構図の2の方)
3つ目は、ど真ん中配石。

1つ目の垂直配石については、石の気勢をてっぺんのとんがったところから上向きに流れが出るように置いています。下の方の背の低いものも全てです。その中で、微妙に左右に振り分けていて、一方向にまとまらないように気をつけています。大まかには緩やかに扇状に上方向に広がるように。その中にいくつか逆方向を意識して、扇状が強くなりすぎないように配石しているものもあります。

2つ目と3つ目はお互いの欠点を相殺して、バランスを保てるようにした結果です。
強すぎる印象の親石を小さい区分にまとめ、副石をど真ん中に置き大きい区分に配置することで親石の強すぎる印象を和らげています。
通常は、副石のような水景で2番目に大きい石をど真ん中や大きい区分に配石すると、親石が負けてしまって破綻するのですが、今回はうまくバランスがとれたのではないかと思っています。

不思議とバランスが取れているように見えませんでしょうか?
好みもありますから、感覚的に合わない人はバラバラな配石に見えると思います。

このあたりが石組の醍醐味でして、破綻しそうでバランスが取れていて・・・その微妙な印象が長く眺めて楽しめる水景となるように思いますし、実際自分にとっては、ずっと眺めていられる水景でした。

自分で作った水景をずっと楽しんでいられるっていうのは、当たり前のようでいてなかなか難しい気がするのは私だけでしょうか?

長期維持というのは、レイアウトの維持という面だけではなく、どれだけ飽きずに水景を眺められるかというのも大事だと思うんです。
審査には入らない(超越した)項目、点数にはならない項目ですが、非常に大切に考えています。
私の中で長期維持とは、飽きないレイアウトなんです。

微妙と絶妙は表裏一体。そこのバランスを目指していきたいですね。

でも、こんな配石マニア好みのレイアウトでは、得点のびないですね。
一か八かのような作品ですからね。もっとみんなにわかりやすいレイアウトでないとダメですよね。
そこが一番見落としてたところでした・・・。

それに提出する画像が少しアンダー過ぎたのが悔やまれます。
やはり一度プリントアウトしてチェックしてから応募しないといけませんね。

これは皆さん同じだと思うので仕方の無いことなんですが、震災後の節電で一度全ての水草がパーになってからの復活だったので、少々水草に深みが無い、調和感が無かったのは気になっていました。
もうちょっとオークロが伸びていていい状態の時だったら・・・と。
やはりいろんな意味で力不足です。


しかし、シッカリと見抜かれていますね。



配石の指摘は、さすがだな〜と思いました。




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b0142115_16561218.jpg <copyrighted by ANL>
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# by natureaquarium | 2011-09-25 23:06 | NA的生活

mission2011報告書


ただのホビーではなく、芸術として昇華させたい。
わいわい騒ぐお祭りとしてではなく、権威有る授賞式としたい。

そうする為には、あの答えではいけない。
しかし、ホビーとしてのお祭り程度で満足ならば、今のままでいいとも思った。
主催側にその気がないのなら、それは仕方の無い事だ。

我が道を行くしかないのだ。
凌駕する作品を作って世に問うしか、もう進む道はないのかもしれない。



天野尚のレイアウトを見た時、そして進化の過程を目の当たりにした時に、これは芸術だと思い、それを目指した。
当の本人もそのような事を話していたはずだ。
だから当然、その方向性をもったコンテストであると思っていた。



魚の件については、破綻していた。だから何も言わなかった。
反論しても仕方ないというか、目くじら立てて反論するのは野暮なんだと感じた。
要するにどういう結果であっても受け止めてくれ。そして楽しんでくれ。ホビーなんだから・・・ということ。
その程度のモノなんですよ・・・と聞こえた。


綿の件については、一部納得した。
これは他の芸術でも同じ事があるように思ったからだ。
斬新で目立つ事をしたくなるが、必然性が無ければそれは不自然な表現になるし、必然性があれば新しい手法として認められる。
そこの理屈までは納得できるし、一般的に言われてる事でもある。
だかしかし、誰もが何を使ってもいいとなると、コンテスト出品作の質、ひいてはこのホビーの質自体が低下していかないか?という不安がよぎる。

この手法はやろうと思うと案外難しい。いや、やるのは簡単だが、必然性を見るものに与えるのは難しい。
どんな芸術でもそうだが、基本ができてないと奇抜で奇妙なだけの表現になるからだ。
たまたま成功する事も有るが、あとが続かない。

路上で奇妙な字体で、あからさまに心を打つような文句を書いて並べている事がある。
一瞬目を引くが、しばらくすると飽きてくる。
一方、古典とされる書を徹底的に修練して、その中に自分の新しい表現を見いだした作品などは、書かれている文句に意味などなくとも、文字そのものにいつまでも鑑賞に堪えられるだけの深みがある。
それだけの作品を作るには、時間も労力もいるが、決してぶれない方向性があり、徹底した基本練習が底辺に根付いているからこそ表現できるものだし、芸術と呼ぶに相応しい価値がある。

だからこそ、人工物での安易な表現方法には疑問が残る。
決してレイアウト技術の底上げにはならないと感じているからだ。
自然物だけの表現で、みんなで競い合えばもっと習熟したレイアウトが出てきて、深みの有る芸術として認められていくような気がする。

何でも使っていいという安易な方向に進んではいけない。
特に初心者は大失敗する可能性がある。
すぐに飽きて、長く楽しめなくなる可能性もある。
私は警鐘を鳴らしたい。

ただし、熟練者はどんどん挑戦してもいいと思う。
言わば解禁だ。
そこから日本人の逆襲が始まるかもしれない。
賞レースという事だけを考えれば。



芸術は模倣から始まるの件。
もう表彰式が目の前に迫ってて、そんなに言うなら取り消します〜っては、言えないからね。

ああいうの好きな人が多いのかもしれない。
ADA大賞でも、また選抜されてたし。
何でもありだからこそ生まれた構図かもしれない。
縦型構図とか言われて、もう一分野が確立されてしまってるし。
来年もう一回誰かそっくりなの出さないかな・・・と思っただけだった。

芸術の模倣はあくまでも練習での話ですよ。
真似っこしてちょっと自分流にアレンジして本番に出品しても、誰も評価なんかしてくれません。
きちんとした芸術の展覧会では。

だからホビーなのでw それでもいいんですよ。

みんなが盛り上がって楽しめればそれでいいんですよ。
この盛り上がりで、水草レイアウトというホビーが世界中に広まって、需要が拡大してメーカーが潤えばそれでいいんですよ。
・・・・と聞こえてしまうんですよ、ユーザーには。


重大発表が、めちゃくちゃ厳しいプロフェッショナル部門と、今のままの緩やかなアマチュア部門とに別れますだったら良かったのに・・・


皆さんもそれぞれの意見があると思うので、それをどんどん発信すればいいと思うし、直談判してもいいと思う。
今回もいろんな人から意見が出た結果、ADA大賞の選出が行われ、来期からの審査行程が変わったのだから、決して無駄な事ではないと思う。
(もしかすると意見が出るのがわかってたので先手を打ったのかもしれないけど・・・タイミング的に怪しい)


<少々改訂しました。今後もするかも>


あ、そうだ。これは個人的な追伸。
葉っぱ。オレは悪くないと思う。
自分でもやった事あるし、大体みんなが想像する水中景観の表現方法だと思う。
綿やら偽岩使うよりよっぽど自然観があると思うし、水槽の中に滝作って魚がその前泳いでる方が不自然だと思う。
水の中じゃなくて、空中に魚が飛んでますよ?
それはいいのか。

風景を再現して、魚が空を飛んでるみたいに見えるのは良くて、水中に落ちている葉っぱを再現した時にその葉っぱの大きさを問題視する程、きめ細かな自然観を求めているのはOh!No!と言わざるを得ない。



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# by natureaquarium | 2011-09-20 22:30 | NAパーチー